Aloha,
ハワイは「世界の絶滅危惧種の宝庫」と言われています。
現在、ハワイでは419種類の植物、動物が絶滅の危機に挙げられています。
世界中でどの地よりも多くの絶滅危惧種がハワイの1万平方マイルの中に存在している計算になります。
ハワイはご存知の通り太平洋の真ん中に位置し、一番近い大陸のカルフォルニアまで約3900㎞あり、そのことが絶滅危惧種の宝庫になる理由だと思います。
フラを学ぶ上で、たくさんの知識を得られる機会があります。歴史的、地形的、伝説的。。。様々な角度から学べるのが、本当に面白いと私は常々思っています。
ハワイの固有種の動植物の学びもあります。
「ハワイアンモンクシール」は、文字通りハワイの固有種アザラシです。
たまに、海岸で寝そべってたりするので、こんなところで?!
という出逢いがあるのもハワイならではでしょう。
ハワイアンモンクシール同様、ハワイアオウミガメも19世紀から数が減少し、
2010年に絶滅危惧種を守る保護法が制定され、数が戻りつつあるようです。
固有種は外来種に弱いので、様々な船が立ち寄る、旅行者が多いハワイでは、なかなか難しい問題だと思います。
皆さんがご存知の、ヤシの木、実はハワイの固有種ではありません。
今では、ザ・ハワイの風景も固有種が絶滅の危機にさらされている証拠でもあるんでしょうか。
では、ハワイの本来の景色ってなんだろう?
それも、フラの学びの一つなんですね。島内にはボタニカルガーデンがいくつもありますので、訪れて学び、想像するのも楽しい時間です。
オアフ島の最西端に「カエナ」というポイントがあります。アメリカ軍の軍用地ですが、絶滅危惧種の保護地区でハワイアンモンクシール、渡り鳥等の保護動物に出逢える素敵な場所です。
「カエナ」ポイントは、治安の心配なワイアナエ地区の先にあるので、観光で行かれるのはお勧めしませんが…。また、一番近い駐車スペースから歩いて1時間30分の道なりです。それ相応の準備をしないと太陽の熱で体調を崩します。地元のハワイアンの友人でさえ、日の出前じゃないと、暑くて無理と言っています。
ウミガメの話
カウアイ島の友人は、ウミガメを食べる。と言ってました。
彼の場合は、ほとんど自給自足の暮らしをしている地元民なんですが。
ウミガメは美味しいらしいです・・・
そんな絶滅危惧種の宝庫ハワイでも環境汚染が懸念されています。
「カエナ」では、オフロードの車が走り回り、一部地形を崩し補修工事に入っています。
釣り人の釣り針、しかけ、プラスチックのゴミ、日焼け止め・・・・。
日焼け止めに関しては、先日2021年に日焼け止め販売禁止の法案が通過しました。日焼け止めの中に入っている成分がNGとのことですが、一般的に販売されている日焼け止めに、この成分が入っているとのことです。
人間が便利を求めて暮らしを変えていくと、動植物たちの暮らしも変わってしまう。地球上では、みんな繋がっているということでしょうか。
人間が、勝手に荒らしている気がしてならないのですが…。