日本からオアフ島までの座席は左側の窓際

Aloha,

タイトルの座席とは、飛行機の座席です。
日本からのハワイ便は、日本を夜に発ち、ハワイの午前中に着く便が主流です。
ハワイの午前中といえば、日本では深夜です。
時差ボケで、着陸時に目が覚めて、ぼんやり眼で
「あ、着いたか」というパターンも多いと思います。
しかし、高度を下げるあたりから起きていると素敵な景色が見られます。

オアフ島最西端のワイアナエ地区と北端ノースショアが同時に見られます。
ワイアナエ地区は、観光客にお勧めできるような治安が良いとは言えないところなんですが、最西端はハワイアンの聖地があり、またヨコハマベイという日本語のビーチがあり、昔はサトウキビ電車が走って休日になると日本人が多く休暇に訪れました。日本人はタコ釣りを楽しみ、それを岩場に干しました。その際、海岸が真っ赤になったそうです。海岸が真っ赤になると「ああ、日本人が来ている」と言われたそうです。今は電車もなく、トレッキングの岩場の間に線路が少しだけ残っています。
また、カメハメハ一世がここから最後の統一の島「カウアイ島」へ出発するためにカヌーを作った場所でもあります。
二度の悪天候と、戦士の病気に見舞われ、三度目のカヌーつくりの最中に、カウアイ島の王様から「もういいよ。あげるよ」と不戦勝のカウアイ島でカメハメハはハワイ全島を統一しました。歴史的にも、魅力のあるワイアナエ地区を空から眺められる貴重な時間です。
今回のフライトは、上空に雲一つない空で、本当に美しいワイアナエ地区が見られました。
ハワイへ行く際は、ぜひ左側の窓際からワイアナエ地区をご覧ください。