ハワイの教え:ALOHA

Aloha
日本人は、「Hawaii」が大好きです。リピーターが多いのも頷けます。
たまに海外大好きな人に「Hawaiiは外国じゃない。」といったこともないのに批判的な意見を言う人も多い、それはあまりにも日本人にとってHawaiiは、身近であるから。昔「トリスを飲んでハワイへ行こう」「憧れのハワイ航路」などとCMや歌が流行った時代から日本人はHawaiiに対して「憧れ」の地でした。今では、ドルが(360円時代から)安くなり、航空券もさほど(往復で6万円台の時期もある。)、ツアーですと沖縄より安いんです。私も例にもれず最初に行ったのは「暖かいところへ行きたい」という願望で学生時代に思い切って行きました。
日本人がハワイ大好きなのは気候もそうですが、民族的感覚、自然崇拝が同じだったというのも、伝統文化を学ぶ上でスンナリ心に入ってくることだと思います。雨に感謝し、五穀豊穣を山、海に祈祷し、巫女が舞う。遠く離れていても同じような文化を持っていました。先日、京都のお寺で六波羅蜜というのを目にしたとき、HawaiiのALOHAに似ているなと思いました。ALOHAは単なる挨拶の言葉ではなく、深い意味を持っています。Hawaii好きの日本人の多くがこのALOHAの精神をもっと理解してくれたら、とっても良い世の中になると思います。よその国の土地を買い、利益を被るためだけに転売を繰り返し、その国の人たちが住めなくなるまで土地の値段を上げていく なんて行為をしなくなると思います。日本の芸能人がテレビで笑いながら、それを話すことが「恥」だと気が付いてくれる日が来ることを祈っています。

A:AKAHAI 相手を慈しむ
L:LOKAHI 調和・協調
O:’OLU’OLU 楽しむ 又は、OIAIO 魂の真実
H:HA’AHA’A 謙虚
A:AHONUI 忍耐・我慢

と「べた」な説明。 これは、いまではネット中にあふれていて誰もが知ることのできるALOHAです。ハワイ州の法律には「ALOHAの精神」が盛り込まれています。まあ、単なるあいさつでは法律には盛り込まれないですよね。
上記に以外で、私がHawaiiで学んだことは
ALOHAのあいさつの仕方は、単なる言葉ではなく動作でした。ALOは顔、HAは息。お互いのおでこを合わせて、お互いの息を吹きかけあいます。カウアイ島で長老に挨拶した時に、え?まさかチュー? と勘違いしました。おでこを合わせてHA。なんだか、すべて見透かされた気がしました。今まで生きてきた経験を。それぐらい長い時間、おでこを合わせて、まるでお祈りでもしてるかのようでした。とても貴重な経験でした。
そして、別の長老の言葉で「AHONUIは観察力、いつでも周りに気を配り瞬間を待て」「HA'AHA’Aは、息を吐きだし自分を空っぽにして始まる。」AKAHAIには「相手を汚さない」という意味もあるようです。本当に深いなあ。私は、幼少時代武道を学んでいました。Hawaii文化を学ぶ上でとっても役に立っています。精神がまるで「武道」のようであるからです。それゆえ、私のフラスタイルは「あろーはー♡」というのではなく、「ALOHA」というスタイルを心掛けています。私のフラスタイルは、フラを知らない方に「武道のよう」と言われるのは、ちょっと嬉しいですね。
補足で、別れ際にも「ALOHA」って声かけたり、手紙などの最後に書きます。
グッドラック的な? あなたにアロハのご加護がありますように。 あなたに幸せがありますように。 ・・・そんなところでしょうか。

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古典スタイル

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