暦とともに:オレナ染め(ウコン染め)

Aloha,
2月4日は、立春でした。最近、暦の行事を重きに置いています。
コロナ禍でHawaiiの先生のクラスがオンラインになり座学が多くなり、たくさんのお話を聞くことができました。ハワイの話が大好きな私には幸運極まりない時間をいただきました。私が学んでいるのは、「クアフハーラウ」スタイルの「クアフ」と共に学ぶハーラウです。古のハワイの伝統ではなく、今、まさにこの文化が生き続けているハーラウです。クアフとは、日本でいう「祭壇」にあたり、レッスン毎に、ククルクアフ(クアフの建立)致します。フラの神様「ラカ」にお越しいただく儀式ですね。祭壇には「ラカが好むとされる植物、ラカの化身の植物」など毎回、選び抜かれて山に採取し、私たちの元にお越しいただきます。日本でこの儀式を行う際に、Hawaiiの先生は「日本固有種の植物で、謂れを調べて良いものを選んでね」とおっしゃっています。毎回、クラスメイトが選んでくる植物の謂れも大変勉強になり、日本にこんな素敵な植物があったんだ。など感嘆します。どこの地方でもそうですが、固有種は数少なくなってきました。お店などで高価な値段が付くものもあります。この植物選びの際は「テーマ」を決める。ほとんどのクラスメイトが参考にするのが「暦」です。これは、日本だけの文化ではないようです。ハワイ文化を学ぶうちに、似ている行事があることに、度々驚きます。ハワイも太陽暦と太陰歴のような風習がありますね。
Hawaiiの先生が日本の「旧暦」に非常に興味を持っていて、毎回、「あー、素敵だねえ。日本の文化って素敵だね。」と、言われ続けるので、日本の「旧暦」にも興味を持ち始めるようになり、調べなおしたりしていると、我が家は暦生活も残っていますが、だんだんなくなっている習慣もあるなと感じ、大切にするようになりました。

前置きが長くなりましたが、立春とは、旧暦の七十二候では、この季節から新年が始まります。この日にオレナ染め(ウコン染め)を行うことは、本当に喜ばしい行事になります。新しいクペエ、パーウ、パレで、改めて学びのスタートです。

私のハーラウでは、「踊る=フラ」ではなく、ハワイアンカルチャー全体を学ぶのが「フラ」としています。私が90年代初頭にまだ、古典フラを日本で教える先生が居ない頃に、Hawaiiの先生から「フラは人生とも言えるのよ」の言葉の意味を経験していただけたらと思っています。

 

チームに分かれて、染めていきます。

何度か、染める、水で洗うを繰り返して、山吹色に。

チームの力が大切で、仕上がりもチームで違います。

薪で染めると、色の出方が明らかに違います。火をおこす=ペレ(女神)を起こすことになります。

この行事は、本当に大切なことなんです。

この日は、なみちゃんのBDで、みんなでサプライズ!

おめでとうございます。

新しいクペエでレッスンスタート。