自然の流れと生きるハワイアン文化

Aloha,
暦は、6月21日夏至、6月22日満月という良き日です。夏至は、一年で昼間が長い日、太陽のエネルギーが一番強い日となり、世界各国でお祭りが開催されます。私たち

セレモニー前に

Kalakaua set

Pele set




は、数年前から「夏至フラ」を執り行い、皆様の健康長寿、五穀豊穣を祈り踊ります。今年は、6月15日に、八王子に出来たばかりの「駅前テラス」で、6月22日に昨年同様、桑都テラスで無事に執り行いました。ダンサーの家の植物をお連れして、KUKULU KUAHU も、成長してきました。何度も行っていますが、毎回、新しい発見、課題が出て、学びになります。数年前、ハワイでの神事で、予定していた終了時間よりかなり遅延したことがありました。 そこで、最後にクムフラが言った言葉が忘れられません。「終了時間をかなり延長しました。しかし、謝罪はしません。謝罪してしまうと、行ってきたものすべたが間違いになるからです。」との説明がありました。なるほどな。終了時間が伸びたことは、誰も不満に思っていませんでしたし、その時間延長のことなど、気にならないくらいの、尊厳ある神事でした。その式は、時間を忘れて「生きる」というエネルギーに満ち溢れた魂の踊りの時間でした。時を超える。とは、このことでしょうか。ハワイと日本のフラ文化の違いを体感していると、この時間軸が違うことも大きいと思います。日本での教育は、0から始まり、1.2.3と進んでいく順番が大切で、「5時で始ます」と決めると、それは絶対になり、少しでもずれると大問題になりかねません。ハワイでは、スタートが10で、そのうち2、15と進んでいく感覚です。まさに、感覚。それについて、不平不満を言う人は誰もいません。「今、やる」という「時が来た」わけですから。その直感というか、流れというか、自然とともに生きているからなのか、「自然の流れ」に身を任せるのが上手なハワイアン。私たちもその感覚を得ることができれば、ハワイの文化に少し近づける方法ではないかな。
「フラはグレー」という言葉もクムフラから教わった言葉です。
昔、「ファジー機能」という洗濯機が発売されました。私はそれを思い出します。
ゆらゆら・・・そんな感覚で学ぶハワイアン文化は、いつまでも終わらない学びです。