ハワイの文化を楽しむ:メリーモナークフェスティバル

Aloha,
季節は、「きくのはなひらく」です。

大阪にある民族博物館にて。タパデザインに惹かれました。



菊の花が開くころです。わが庭のシュウメイギクなど菊類は、硬いつぼみのままです。
ここ八王子は、数日前に最高気温16度・・・今日も20度に届かない日です。急に冷え込みました。雨もシトシト続いているので、さらに寒さを増しています。
こんなに寒くなって、菊の花は咲くのか。
 庭には、まだプルメリアも小さな花をつけています。もう少し、寒さに慣れさせて、がじゅまろ、タロイモプルメリアを室内に入れる準備をします。
菊は、不老不死の象徴で漢方でも多く使われます。ビタミンも豊富でアンチエイジング食品です。酢の物が料亭などで出たりしますね。色鮮やかで身体にもいい。
こんなシトシトした肌寒い気候は、ハワイ島のキラウエア周辺やマウナケア周辺を思い出します。マウナケアは標高4200M位、キラウエアも1200M位はあるんですよ。
そして、雨が降ります。ハワイ固有種の「レフア」の花に雨が滴ります。キラウエアの女神ペレは、レフアの花が大好きで、たくさん積みすぎると悲しくて涙を流す、それが雨だと言われます。

 

先日から、ハワイ最大のフラフェスティバル・メリーモナークフェスティバルのオフィシャルTシャツが現地で販売開始になりました。来年のMMFは、カネ部門ができて50周年に当たる年。デザインは「カネダンサー」となっています。色も落ち着いた色で、今年のTシャツも、もちろん欲しいです。
もう、来年の話かと思うと、あと半年で四月なんですよね。このご時世、どんどん早く時が過ぎていき、いつか置いてきぼりになりそうですが。MMFに出場するチームは、すでに練習開始だそうです。確かに、本番であんなに素晴らしい踊りを披露するのは時間をかけて練習しているんでしょうね。今から、大会が楽しみです。

昨年の我が家の野菊。





ハワイアンの朝

Aloha,

カウアイ島のカフェ(朝のコーヒー)




季節は寒露。草木に冷たい露が下りる頃です。紅葉が始まるころになりますが、今年は遅そうですね。朝晩は冷えますが、日中の日差しは強く庭仕事をしていると汗が流れます。風が冷たいので気持ちの良い季節。この気持ちの良い季節は、古い我が家にとっては、短い至福の時になります。東側の窓が多い台所には、朝陽が優しく降り注いでくれます。同じように、東側の窓がある浴室から夜空が美しい。これも、春と秋だけの贅沢。冬は極寒、夏は酷暑・・・。最近の新築を見かけると、窓が極端に少ない気がします。光熱費が抑えられるんでしょうね。我が家とは正反対です。しかし、窓から入ってくる日差し、風がなんとも幸せで、この短い期間を楽しむことにしています。
台所仕事が捗るのもこの時期で、先日近所のスーパーで「国産レモン」に出会いました。早速、シロップ漬けに挑戦。この保存食作りは、結構簡単で見栄えもいいので楽しいです。使用する砂糖は奄美大島の黒糖です。贅沢なんですが、奄美大島に行くたびに黒糖を買い、在庫過多になってしまったのでレシピには、「砂糖」と書いてあるものは、黒糖を使用して在庫を少なくしています。梅シロップもリリコイバターも黒糖にしたら、気のせい?味が優しくまろやかな味わいでした。さて、今回のレモンシロップも黒糖で作りました。今年の夏は、やることも多く、心身共に疲れてたのか「レモン」を欲しました。レモンのアイス「サクレ」を生まれて初めて食べて、今年の夏は、だいぶはまりました。レモンシロップ作ったら、自宅でもアイスが作れるかも!
日差しの優しい台所で、庭のAWAPUHIの香りをかぎながら台所仕事をし、ハワイでの生活を思い出します。


ある日、ハワイ島ヒロに借りた家は、丘の上の古いハワイアンハウスでした。
フラのレッスンが早朝から始めることがあり夜明け前に起きることは日常茶飯事です。特に、神事の場合は日が昇る前から集合します。
朝ごはんを作っているときに、台所の窓から薄いが、強い光を感じした。
なんだろうと、窓の外を見ると、真っ暗い闇の海の向こうから一筋の光が差し込んできます。朝陽です。わあ!日本と違ってハワイの朝陽は強いエネルギーを感じます。
ハワイアンは、通勤通学前に朝陽を浴びに海に行く習慣があります。サーフィンしたり。朝陽のエネルギーを浴びるためだと友人は言いました。そのためか、朝の五時から空いているカフェも普通にあります。海の帰りにカフェで朝ごはんを食べて、通勤通学前に客同士が会話を楽しむ。

今日の波はどうだった?


今夜は、誕生日パーティーなんだよ。

みたいな会話が飛び交っています。ハワイコミュニティの素敵なところは、今日初めて来た私たちにも、同じように

今日は、どんな予定があるの?

と、会話をしてくれます。(ああ、ハワイに帰りたい・・・)

日本でもハワイでも朝陽を大切にする同じ習慣があって、やはり民族的に近いと思います。

キラウエアの朝陽(神事のあと)

 

雨の朝とフラの風景

Aloha,

ソープをお土産にするのも、重いけど。ハワイはハンドメイドが多いです。



季節は、「むしかくれてとをふさぐ」です。
今朝の八王子は、大ぶりの雨で始まりました。今日は一日中、雨みたいです。
部屋の温度計は、23.8度表示。ぐっと秋めいた空気になりました。
天気予報では、明日は28度くらいになるようです。暑さ寒さも彼岸まで。
まさにですね。、虫の声も大きく、なってきた気もします。

以前、書いた「アヴァプヒ」が、良い香りを家の中に届けてくれています。今年の暑さで、葉は、枯れているんですが花芽はなんとか頑張ってくれたようです。本当に良い香りです。ハワイの香りといえば、この花とプルメリアの香りですよね。
香りで、思い出が蘇ることありませんか? これは「プルースト効果」と言って、臭覚は直接記憶の海馬に伝達されるため、鮮明に思い出すのだそうです。
人生初めて、ハワイ島に行ったとき「フラ修行」で一週間位、ホテルに缶詰め状態で朝から晩までレッスンがあり、その前、その後に自主練習をしていたので、睡眠不足の毎日でした。最終日に、キラウエア火山に奉納フラをするという「大きな目標」のため、心身共に酷使し、トランス状態になりました。その大きな目標を果たし、日本に帰るまで、半日くらいフリーの時間があって、やっと、心に余裕ができて、ホテルの売店を覗きました。地元で作られたフレグランスが何種類かあって、最初にピンときた香りがあったのですが、他のをテストするうちに、違うものをキャッシャーに持っていくと、売店の女の子が、「いや、あなたにはこれよ。」と最初に選んだフレグランスを袋に入れてくれました。こーゆー、半場強引な感じの?フレンドリーな感じの?接客はアメリカンですよね。さて、その香りを持ち帰りましたが、そのうち棚の奥に行ってしまうんですよね。片付けで出てきて、久しぶりに嗅ぐと、あのフラ修行の日々の達成感とフラが大好きな気持ちが蘇ります。今は、時々嗅げるように表においてあります。
恐らく、劣化して肌につけると怪しいので、空気中や、トイレットペーパーの芯に付けて楽しんでいます。それから、旅行に行くときは毎回新しい香りを持参するように心がけています。ボディクリームや、ハンドクリームなど。この方法は、お勧めですよ。
認知症の治療にも香りが使われていることもあります。春のにおい、秋のにおい・・・。花の匂い、土の匂い、葉っぱの匂い、みなさん多くの自然の香りを楽しんでください。
ハワイの空港の匂いも、島によって違って楽しいです。

奉納フラは、このフラマウントで踊ってから許可が下りて火口まで行けます。



フラとカウアイ

Aloha,
季節は「雷乃収声」かみなりすなわちこえおさむ。
秋分の初候です。ちなみに春分は「雷乃発声」かみなりすなわちこえはっす。
この二つの季節を境に、雷が鳴ったり収まったりしているんですね。

カウアイ島


季節は、すっかり秋ですね。川沿いや山道に彼岸花を見られるようになりました。
真っ赤で、手のひらを広げたような豪華な花は、夏バテのぼんやりした心を、シャッキとさせてくれます。小学生の時に、担任の先生から戦争時の彼岸花(地獄花)の話を聞いて、大変興味を持った花です。学校帰りに彼岸花を見つけて、ちょいと、球根を拝借して家の庭に植えて、いつのまにか一面の彼岸花畑にしたのを覚えています。
古い我が家に、この花だけが華やかに咲き誇っていました。懐かしい秋の風景です。

さて、ハワイは、乾季と雨季の二季です。日本もだんだんそうなっているとニュースで耳にしますが。ここ、数日は、エアコンのない書斎で仕事をすることができるようになりました。窓を開けていると涼しい風は入ってきて、カウアイ島の冷たい風を思い出し、作業もはかどります。カウアイ島では、この週末「モキハナ・フラ・フェスティバル」というちょっと変わったフラの大会が開催されます。我々は、日本大会の第一回に出場しました。ちょうど、コロナが始まった2020年2月・・・。開催されたのが不思議でなりません。ハプニングがあると思い出はより一層濃くなりますね。
カウアイ島に始めて行った時から、大好きになった島です。何もない、本当の豊かさが残る島でした。また日系が多く、スーパーなので声をかけられたりします。日本人があまり行かない島でもあるのです。声をかけてくれる人たちは、自身の血に日本の血が入っている日系の方で、つい話しかけたくなってしまうのでしょうね。
しかし、他でも、やたらみなさんフレンドリーで話しかけてくれたりします。ビジターとしては、本当に嬉しい限りです。今では、カウアイ島に友人がたくさんおり、他人事ではない島になています。その友人の一人が先日、日本へ来日し再会をしました。
もう、何十年も前に出会いました。長い年月の間に、彼は、ハワイ語奨学金をもらい大学へ。また、クムフラとなり地域のコミュニティに古いスタイルのフラを伝承しています。そして、弁護士でもある彼は地域コミュニティの支えになっています。もちろん人柄も、ザ・カウアイボーイ。とっても優しいのです。それが自然体過ぎて、心が洗われます。そんな彼も家族を持ちオアフへ移住しましたが、週末はカウアイ島で過ごし、コミュニティにフラを指導しているそうです。
あ、そうそう、私のカフェ、レンタルスタジオの「HO'INANA」という名前は、彼が命名してくれました。

カウアイボーイから、2曲、カウアイの香りのオールドスタイルフラを教わり、時間を過ごしました。毎回思うのですが、私はフラを習う時が一番楽しいです。

花々の舞:ハワイの香りと増殖

Aloha,

季節は、「てんちはじめてさむし」

9月7日15:55昭島アロハカーニバル出演します。 リハーサル。



秋の気配を感じる頃です。わが町のお祭りは、今の時期で「雨ごい」のお祭りになります。毎年、必ず降るか、土砂降りなのですが、今年は全く降りませんでした。何人も熱中症で倒れて、今後の運営を考えなければいけないと感じた年です。
毎晩おそくまで、毎朝早くから、お祭りの支度でした。朝は、やはり、風邪が涼しく感じます。すこ~しずつですが、秋に向かっています。虫も少し涼しいと夜鳴いています。日中は残暑厳しいので、庭いじりができなく、ずっと気になっています。
今年は、育てている藍が、日照が強すぎて不作でした。その代わり、プルメリアは鮮やかに豪勢に咲き乱れています。

庭といえば、ハワイの住宅の庭には、大概マンゴーがなっています。収穫しているときに通りすがると、「持っていけ」と分けてくれたりします。オアフ島の西側ワイアナエにあるNPOの施設にたくさんのマンゴーがなっていて、収穫するお手伝いをしたのを思い出します。八王子も暑いのでもしかしたらと、今年は、グアバを庭に植えてみました。日本だと、沖縄、奄美大島なんかになっていると聞きました。
ただ、夏は暑いけど、冬が寒いので気になるところではありますが。プルメリアは冬の間は室内に避難させます。枝が大きくなると、動かしずらいので、枝を思い切ってカットして、小さく植木鉢で育てて、増やしています。
ハワイの花で言うと、何十年も前に、空港のキオスクで「ジンジャーの根っこ」を買いました。プランターで育てましたが、何年も葉っぱしか出てこないので諦めて廃棄しようと思ったら、花芽を付けました。それから、毎年、香しい花をつけます。庭に試しに直植えしたところ、ますます元気になって増え、たくさんの花が毎年良い香りを家の中まで飾ります。これは、暑いと咲かないので秋から最盛期となります。
そおいえば、ハワイでは、カウアイ島の高地、ハワイ島のキラウエア山近くでよく見ます。涼しいところの花なんでしょうね。

フラと幸せの非日常

Aloha,

今年は、庭のプルメリアが狂い咲き・・・。次々に枝に。



季節は、「処暑」。暑さが収まるころといった意味らしいのですが、八王子は、現在35度・・・。まだ、午前中ですけど。恐ろしい時代になったものです。
イベントなどは、なるべく夏の間は控えめにしています。なんだか可笑しい気もしますが。みなさんの安全のために。

スマートフォンで世界中の気温、日の出日の入りが見られますよね。
八王子は、35度、ホノルルが28度、ヒロは26度、奄美市は30度・・・。
島の方が涼しい・・・。老後は考えなくてはいけませんね。いつまでも、ここに住んでいると負担が大きいです。

さて、気を取り直して明るいニュースを。
高校野球が夏の私の癒しですが、昨日の決勝は、沖縄尚学日大三高
ちょうど、イベントに向かう途中で車のラジオで聞いていました。
日大三高は、町田市でお隣なのですが、なぜか島を応援してしまいます。
もう、ドキドキしながら聞いていましたよ。
最後の最後で、私がトイレに行きたくなるアクシデント・・・(´;ω;`)ウッ…。
車に戻った時は終わったらしく、友人LINEから続々、メッセージが。
やだ、まってよ。聞いてないよ。w
ラジコは、遅れて配信されるので、最後のおおお!ってところから聞けました。
やった!沖縄尚学優勝!
この後、ネットニュースを見ると、両監督の行いに賞賛の声が。
時代はずいぶん変わりましたね。勝負ですけど、野球が好き。っていうのを保ち続けている気がします。

さて、最近私は地元の祭礼の準備に追われ、この一週間、毎晩夜中に帰宅しています。
ボランティアなんですけど、度が超えているのと、時代錯誤?
パワハラ、セクハラのてんこ盛りで、開いた口がしばらく閉じませんでした。
このまま、一生懸命続けていても幸せにはならない気がします。

その忙しさの中で、イベント出演がありました。
みんなが衣装に着替えて、飾りをつけて、メイクして、ステージ裏に待機しているときに、ふっと。
 
「ああ、楽しい、幸せ。フラって幸せ。」と口に出して言っていました。

すると、生徒さんが

「先生、そうなんです!フラって非日常で楽しいんです!」

もう、かれこれ、30年以上この世界にいます。
当たり前のように、私の体の一部になっているんですけど。
「HULA」に助けられています。

ALOHAYAMATOステージ。

フラは見るのも楽しいけど、踊るのが一番。

実際のステージが狭くて、急遽、WA’Aを手踊りに変えたり。







ハワイミツスイの危機と地域貢献

Aloha,
季節は「ひぐらしなく」になりました。

二年に一度の地域の祭礼で。



漢字だとひぐらしは、寒蝉と書きます。涼しくなってから鳴く蝉ですね。しかし、本日もスタジオのある八王子市は熱中症アラートが出ています。この日記も、久しぶりで、いつぞや八王子は40度を超えました。気温ですよ。熱ではないです。
まだ、ひぐらしは鳴かないかな。そおいえば、普通の蝉も、暑すぎると鳴けないそうです。確かに・・・、聞かない気もする。
夏の風物詩なのに。風物詩といえば「蚊」。油断して、金魚とメダカに餌をやるときに庭で集中攻撃を受けます。かゆいときは、「冷やす」と和らぐというのをハーブ研究家の友人に教えてもらいました。虫刺されより、氷を付けると早く鎮まる気がします。

蚊といえば、ハワイで六月にヘリで50万匹上空から投下されました。
一体なぜに。この蚊は実験室で飼育された刺さないオスの蚊で、「ボルバギア」という細菌に感染しています。そのオスの蚊が、野生のメスと交尾した卵は孵化しないので蚊の繁殖を抑えられるということです。繁殖を抑えるために、自然界に放たれたという一見不思議な光景です。なぜ、そんなことをしたのかというと、ハワイには絶滅危惧種の鳥がたくさんいます。その中で、ハワイミツスイの「アキキキ」は、昨年、生態系的役割を失う「機能的絶滅」に陥ったそうです。これは、いかんと絶滅危惧種の鳥を救うべく蚊が登場。なぜ蚊?蚊が運ぶ「鳥マラリア」に感染しないように、蚊の繁殖を抑えます。
ハワイの蚊は、捕鯨船が偶然運んだ外来種で1826年に最初に報告されました。それまで、マラリアの免疫がない在来種の鳥たちは、絶滅していきました。
今では、比較的涼しい高山のカウアイ島、マウイ島へハワイミツスイたちは逃れましたが、近年の温暖化もハワイに影響を及ぼしていて、高山でも蚊が見られるようになってるそうです。


地域貢献・ハワイと同じように思いやりのあるダンサーたち。