活動報告:フラのタブー!!

Aloha,
台風の影響みな様、いかがでしたか。私たちが毎年お世話になっている八王子市恩方地区大沢町会内で災害被害に遭われました。土砂と倒木、川が決壊して家の基礎が壊れてしまった家、土砂の被害に遭った家もありました。2週間経った現在では落ち着きを取り戻したようですが、被害に遭われた家はそのまま。川の水も濁ったままですね。。。

さて、そんな中、一年間調整をしてきたイベントが無事に終了いたしました。
11月22日、おりしも即位の礼、こんな記念の日に素敵な空間が生まれました。
「髪を切る」というフラ界ではタブーとされていることを12名で公開断髪式を行いました。それは、「小児がんの子供達へウイッグを届ける」というヘアードネーションを行ったのです。全国から有志の医療美容師さんが12名、その日の為だけに上京し八王子へご足労。プロカメラマン、動画撮影者、ジェイコム取材班、一般のお客様と私たちで本当に温かい時間を過ごすことが出来ました。私は18年間伸ばし続けてきた髪の毛を31cmカット。正直、前の晩まで複雑な気持ちで(どっちかっていうと切りたくない方の心が多く)この日を迎えました。実際、カットの現場では、「わー!」という歓声があっちこっちで起きて、和やかであり、みんなが見守る、子供達へのプレゼント、奉仕の美容師、という全員が善行なので空間が温かく誠に不思議な感覚が起きていました。カットは、名残惜しむ間もなく、スパッと切られてしまい、あれ?というあっさりした感じでした。また、伸ばせばいいんだ。という気持ちで切り替えられ、思ったより自分の気持ちはどんよりしませんでしたね。31cmは、だいたい3年分だそうですが、そおいえば台湾の占いで2年後に死ぬって言われたから、31cm伸ばせないかも・・・?w
最後に、私たちは「はい!ドネーションします!」といった、即答ではなく、「え?切って大丈夫ですか?」という不安と疑問を抱きながら、この日を迎えました。なので、「不謹慎」だとか「軽い気持ち」とか一切なかったことをご理解いただきたいです。そして、それぞれのダンサーが出した答えです。切ってから聞いた話ですが子供たちのウイッグになるのにだいたい20名分の髪の毛が必要だと。私達12名では1人分にもなりません。ウイッグを待つ小児がん、脱毛症の子供たちは258名・・・。258名が笑顔になるのに、5160名のドネーションが必要です。

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