ハワイの教え:背中の話

Aloha,

緊急事態宣言が、またまた延長になりました。街中、道路の渋滞、スーパーの混雑など日常生活を送っていると、宣言前と変わらないなあ。しかし、飲食店が夜8時に閉店するのが「緊急事態」ぽいなあ。そんな感じで二週間延長が決まりました。がイベントなどは中止で、例年ですとこの時期はイベントに向けてワクワクドキドキの練習期間になっています。気温が高くなるにつれ私たちの練習も熱が帯びます。昨年、今年はそれがないので、常温で練習し、カルチャークラスに落ち着いて挑めるようになっているのはポジティブな効果です。またしばらく生活を、クラスを工夫して感染予防に心がけます。

 

今回のお話は「背中のお話」

ハワイ語では、「KUA」。ハワイでは背中が、非常に重要な考えがあります。背中に、神様、祖先がいると考えられているからです。ハワイ島のフラで、ノホスタイル(座って踊るフラ)で、土下座のように身体を地面に近づける動作があります。これは、背中に神様に乗ってもらうため、または、地に近づくことによって、女神ペレの力を取り入れやすくなるという考えの基だそうです。背中を亀のようにして、「神様に招待状を出している」というイメージでしょうか。

ハワイ語は、単語と単語が組み合わさって、他の単語になることがあります。

「KUA」に関しては、

「AUMAKUA」:守護神
「MAKUA」:親

などが有名な言葉です。

ミュージシャンのナプアさんの曲に「LAWAKUA」という有名な曲がありますが、これは「背骨」という意味だそうです。

AUMAKUA:守護神は鮫、フクロウ、亀などが有名ですね。自身の守護神の決め方にはルールがあります。それは、別の機会に。

そしてハワイの風習では、年配の方に後ろから話しかけない。なぜなら、背中にたくさんの祖先、神様が居るから、大変失礼になるそうです。もし、ハワイアンに声かけるときは、正面からかけてくださいね。

ハワイアンの背中は、大切。背中がフラットになっている状態は、神聖な静寂の状態となります。神社で厳かな空間に居るときと同じ状態です。

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カウアイ島:神話の中でロヒアウが寝ていたベット。

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大好きなカウアイ島の聖地。ダライラマが、ここの気が神聖すぎて、思わず波にキスしたとか。他にもたくさんのエピソードがある土地です。